REV RAPTER, SIDE OF GUYROS EMPIRE, DARK FORCE USE.
レブラプター ガイロス帝国 暗黒軍仕様





漆黒に塗装された暗黒軍仕様のレブラプター。
このカラーリングが敵対する者に与える威圧効果の大きさは、
共和国が戦後に行った実験でも証明されている。



サイズは違うものの、ジェノザウラーと同種の野生ゾイドを素体としている(地球人たちはこの素体をT-REX型と呼称していた)。
尻尾を高く上げ低く構えることによって、時速200km以上の高速移動が可能。
機動力が高いのも一連のT-REX系野生ゾイドの特徴である。



格闘戦時には直立姿勢を取ることも可能。
これは共和国軍ゾイド“ゴジュラス”を筆頭に従来の二足歩行型ゾイドが採用していた基本姿勢である。
機動力は低下するものの、格闘性能は向上する(我々の地球に存在する、カンガルーを想像してもらいたい)。



強靭な脚部から生み出される跳躍力も侮れない。



オーガノイドシステム搭載ゾイド特有の俊敏性、生命力、そして凶暴性をもつ。
両軍通してのOS搭載ゾイド一号機“ジェノザウラー”は強力であった半面、
凶暴過ぎたあまりに極端に扱いづらい機体となってしまった。
また、未知の部分が多く解析中であった(それは今現在も、であるが)OSを搭載しているため、
パイロットにも極度の負担をかける欠陥機でもあった(ゾイドコア自体の寿命を縮めるという研究結果もある)。
それを踏まえた当機ではOSのレベルを低めに設定することで、追従性の高さと戦闘力の両立を図っている。



パイロットにもゾイドにも過度のストレスをかけてしまうオーガノイドシステム。
それを軽減するため、背部にイオンチャージャーを装備する。
ここで生成されたイオン粒子をゾイドコアに供給する。
これによってレブラプターは安定した性能を発揮しうる。



背部に装着された一対のカウンターサイズ。
すれ違いざまに対象を斬りつける。
レドラーやブレードライガーなどにも見られる高機動戦闘ゾイド特有の形状である。
ただ、それらとは趣が違うのは、レーザーブレードが高振動の刃で相手を切断するのに対し、
カウンターサイズは対象を重さで叩き切るところである。
切断性能はレーザーブレードに遠く及ばないが、
メンテナンスが容易で信頼性が高いのが特徴。
死神の鎌のようなその禍禍しい形状は、対峙する者への心理的効果を狙ったものでもあるようだ。
射撃武装を一切もたず、そこからも当機が純粋な格闘機体であることがわかる。



キラーファングを装備。
ZAC.2100年時のガイロス帝国軍ゾイドにおける、一般的な武装である。



通常、レブラプターは三機以上の編成で行動する。
が、単機での戦闘能力も高く、計算上では同クラスゾイドである
旧ゼネバス製ゾイド“イグアン”三機分と同等の戦闘能力を有すとする資料もある。





レブラプター
REV RAPTER
ガイロス帝国 暗黒軍仕様

●オーガノイドシステム搭載ゾイド“レブラプター”について
開戦当初こそ、のどかですらあった前大戦も後期、 つまりガイロス帝国とヘリック共和国とで争われた大陸間戦争時代に入ると戦いは日増しに激化していった。
現場の要求を満たすべく、いち早く戦争を終結させるべく両軍の戦闘機械獣は重武装化、大型化の一途を辿る。
そして帝国は超大型飛行ゾイド“ギルベイダー”を、 共和国は超々大型ゾイド“キングゴジュラス”を実戦投入するにいたるのである。
結果的には惑星Ziの三つの衛星(月)のひとつに巨大彗星が直撃、 砕け散った月の破片が惑星Zi地表に衝突するという天変地異によって大陸間戦争は終結するのだが(中央大陸はは三つに分断され、 暗黒大陸の一部は海中に没した。そのため、なし崩し的に大戦は終息した。また、 あまりにも強大過ぎるキングゴジュラスの力が、巨大彗星を引き寄せたのでは? などという些かゴシップ的な学説も存在する)、あのまま戦争が続き、 ゾイドの大型化も続いていたら惑星Ziそのものが消滅していたであろう、 と主張する学者も少なくない(大陸間戦争最後期になると、 帝国軍は超重力弾砲なるブラックホール技術を応用した兵器までも実戦投入していたようだ。 前大戦の異常性が窺い知れる)。
この大異変によって惑星全体の人口及びゾイド(野生ゾイドも含む)が激減。両軍が築き上げてきた超科学力の多くも失われることとなった。
当時最前線で活躍していた新鋭ゾイドは両軍ともにことごとく消失し、 そのため、ZAC2099年にガイロス帝国側の宣戦布告というかたちで開戦した帝国、 共和国との西方大陸戦争では、皮肉にもロートル化から後方任務や研究用、 果ては博物館送りになっていた旧態然としたゾイドを戦線に駆り出さなければならなかったのである(開戦当初両軍が投入したゾイドの殆どは、40年以上も以前に開発されたものだった)。
西方大陸戦争に備え、軍備拡充を最優先で進めてきた(他国家が異変からの再建に全力を傾けていたこの時期に、実に国家予算の60%を軍事費に注ぎ込んでいた)ガイロス帝国といえども、 旧式化したゾイドを主力に据えなければならないという現状は、如何ともしがたかった。
暗黒軍ゾイドの証しでもあったディオハリコンも産出量が極端に減少し、重力砲などを生産する技術も失われてしまっていた。
これは純然たる軍事国家であるガイロス帝国としては屈辱的な、忌々しき事態であった。
ましてや現在主力に据えられているゾイドの多くは、“下等なゼネバスのおもちゃ”と蔑んだレッドホーンやイグアンなのである。
何とか生産ラインを復旧したヘルディガンナーもディオハリコンを投与されておらず、重力砲もオミットされていた。
いわば“自国生産のデッドコピー品”のような代物だったのである(西方大陸戦争仕様のヘルディガンナーは、従来機の70%程の戦闘力でしかないと目されている)。
事態を重く見た司令部は帝国技術部に新型小型ゾイドの開発を強く要請した(ZAC.2099年末のことである)。
技術部は当時最先端の技術であったゾイドコア異常活性プログラム(オーガノイドシステム(OS)と呼称される。西方大陸の古代遺跡から発見された、先史文明の遺産である。ブラックボックス的要素が強く、未だ“真の意味での”用法は解っていない)を組み込んだ新型ゾイドの開発を開始した。
この新型小型ゾイドはベロキラプトル型と呼称され、その開発はオーガノイドシステム搭載大型ゾイド“ジェノザウラー”と並行して行われた(というより、ジェノザウラーをダウンサイジングすることで、新型小型ゾイドの雛型は作られた)。
そうして、完成したベロキラプトル型試作ゾイドは、パイロットの安全性を考慮しOSレベルを低めに設定されていたにも関わらず、司令部の期待を大きく上回る性能であった。
OS搭載ゾイド特有の俊敏性と生命力で、同クラス及び同ニッチェのゾイドはもちろん、格闘戦では中型ゾイドすら圧倒してみせたのだ。
司令部は直ちに当機の量産を決定。ZAC.2100年初等、レブラプターとして正式採用されたのである。
これによって新型ゾイド開発競争は、再び熾烈を極めることとなるのであった。
当機はZAC.2109年現在、ガイロス帝国製ゾイドとしては最も配備数の多い、いわばベストセラー機となっている。
また、スリーパーと呼ばれる無人仕様の機体も多く配備されている。
レブラプターは、名実ともにガイロス帝国の主力機だといえるだろう。
...ZAC.2109 記


●レブラプター 暗黒軍仕様
タイプ:ベロキラプトル型
全長:11.4m
全高:7.56m
戦闘重量:23.5t
最高速度:210km/h
乗員:一名
武装:キラーファング
    ハイパークロー×2
    ストライクハーケンクロー×2
    カウンターサイズ×2
    イオンチャージャー

基本的にこの暗黒軍団仕様のレブラプターとガイロス帝国国防軍に配備されている通常仕様のレブラプターとの差異は、機体色以外に存在しない。
その体躯は暗黒軍伝統の黒とライトグリーンのツートンカラーで塗装されている。
腹部などに見られるライトグリーンの機関部はディオハリコンを投与されているゾイド特有のものだが、 当機はそれを塗装で模倣しただけのものであり、 もちろんディオハリコン投与型ゾイドのようなずば抜けた戦闘力もない(試験的にディオハリコンを 投与されたタイプも存在したが、コストの問題から正式採用は見送られている)。
これは暗黒軍としての誇り(ガイロス帝国内には大きく別けて国防軍、暗黒軍、そして皇帝直属の王宮警護隊が存在する。その中でも取り分け、軍人としての誇りや規律を重んじるのが暗黒軍団である)からくるものである。
現在ガイロス帝国は今は亡き覇王ガイロスに忠誠を誓うガイロス派の暗黒軍と、未だに根強く存在する旧ゼネバス国民を中心としたゼネバス派に二分されており、とても一枚岩の国家とはいえない状態にある。
旧来、ガイロス帝国軍所属ゾイドは皆黒とライトグリーンのツートン塗装が基本だったのだが、現在その基本がおざなりになっているのもそういった事情あってのことだ。
そのため、正式採用された通常仕様のレブラプターはガイロス帝国製ゾイドであるにも関わらずゼネバス然とした赤い塗装が施されている(これは帝国摂政ギュンター・プロイツェンの指示であったといわれている。この人物もゼネバス帝国との関係があると噂されている)。
また、今回急な開戦だったため旧ゼネバスゾイドについては、再塗装する時間的余裕がなかったということもあるようだ。
後に、オプションであったパイルバンカーを標準装備した“レイベンラプター”というタイプも少数ながら量産されている。
...ZAC.2100 記


再販ではない、親金型ゾイド(いわゆる次世代ゾイド)第一弾のひとつ、レブラプターを改造したものです。
今となっては通常のレブラプターもかっこいいと思えるのですが、当時はそのカラーリングと姿勢が気に食わなくて改造を始めた気がします。
例の如く、レブ発売後数ヶ月で改造を始めて、放置してたんですよね(苦笑)。
で、2003年の6月ごろから製作再開して、6月中には完成していたのですが…。
旧PCがクラッシュしてしまって、それっきりになっていたんですな。
レドラー掲載の勢いに乗ってアップしてみました。

で、当時何が気に食わなかったかというと、前記しましたがその色と形状なんですね。
まず色。
ボクのなかでガイロス帝国(旧設定ぽくいうと暗黒帝国軍)は黒と蓄光黄緑!という固定観念があって、
いや、暗黒軍のゾイドも後半は色々なカラーのヤツがいるんですが…(笑)。
兎も角、自分の中では得体の知れなくて、第三帝国の数十倍?規律が厳しくって、几帳面な軍隊、っていうイメージがあるんですね、ガイロス帝国には。
なんというんでしょうか、絶大な自信によって冬場だろうがジャングルだろうが迷彩なんてしない!みたいな。
でも実は結構心配性で疑心暗鬼になり過ぎて素っ頓狂な兵器を作っちゃう、みたいな(笑)。
ほら、超重力弾砲とか結構トンデモ兵器っぽいじゃないですかw
私的なイメージでは漆黒で統一された超兵器がずらーっと整然と並んでる、ってのが暗黒軍なんです。
だから、再販組も含めてゼネバスカラーを彷彿とさせる赤い塗装の帝国ゾイドって気に食わなかったんですよ。
そもそもゼネバス製のゾイドを実戦投入している、ってのも納得できなかったし。
ダークホーンとか一部の後期ゼネバスゾイド(暗黒軍が技術提供していそうな連中)以外は全て廃棄した、という俺内設定があったので(笑)。
「イグアンだと?下等なゼネバスの玩具のことか…。全て処分しろ」みたいな、みたいなーっ(←誰?)。
共和国とかは結構図々しいというか、傲慢というか、接収した敵ゾイドも実戦投入、最大限に活用するみたいなイメージで、
反対にガイロスは己の信念と美学とプライドによって、そんな真似はしないみたいな。
帝国摂政プロイツェンが実はゼネバス皇帝の遺児だった、という設定が公開された今となっては
自分的な落とし所を見つけたっつーか納得できたんですけどねー。
上からの圧力でゼネバス製ゾイドを使用させていた、的な。
PKコングでもちょっとそんなカンジが醸されていましたしね、コレだ!とw
で、あのカラーリングもプロイツェン始め取り込んだゼネバス派の人間の差し金みたいな。
でもやっぱ、黒と黄緑が好きなんですねー、未だに(笑)。

次に形状。
実は自分、恐竜大好き少年だったんですよ(笑)。ほら、クラスに一人はいる、やけに恐竜とか昆虫とかに詳しい(つか知ったか)ヤツ、あれです、あれw
私、前々からベロキラプトル(デイノニクスでも可)を好きだったんですけど、小型で頭が良いところとか、
そのまま進化したら恐竜人間候補なところとか、群れで狩りをしていたらしいところとか。
で、その後ジュラシックパークを映画館で見て以来、
より一層好きになりまして(まあ実際、あそこまで頭はよくなかったんじゃないか、ってのが通説ですが)。
そうしたらどんどん自分のなかでイメージの美化が行われていったみたいで(笑)、レブ見たときに「何だコレは!」となりましてw
最近の復元図に習って尻尾を上げたスタイルは大正解なんですが、
鎌首を持ち上げているみたいな形状が好みじゃないんですよ。
これも昔組んだタミヤの1/35ティラノサウルス(新)の影響で、頭から尾っぽの先まで一直線になったスタイルが好きなんですね。
で、それを再現しようと改造を始めたわけです。
どうせだからジュラシックパークばりによく動くようにしてみようと思いまして。
ただ悲しいかな未熟故、あまり大したモノは完成しませんでした(^^;

ちゅちゅっと解説。
主な改造部は尻尾のボールジョイント(以下BJ)化、脚部のBJ化、腕部のBJ化、首のフル可動化、です。
腕部は一応裏側の穴を埋めています。
脚も裏側がスカスカでアレなんですが、埋めると重量がかさんで自立できなくなる恐れがあったので、穴埋めは省略しました。
当時自分のなかで(コレばっかだな…)「BJが一杯ついてると偉い」(笑)みたいなのがあって、不用意にBJ化し過ぎてしまいましたね。
模型誌でも、90年代くらいのバックナンバーを見ると兎に角BJ!フル可動は偉い!みたいな風潮あったじゃないですかw
ポリキャップ?だせぇ!時代はBJだぜ!とか(大袈裟です)。
そんな世代の人なので、つい無意味にBJにしてしまうんですよねー。
現在の自分の技術で直せるところは直したのですが、おかげこのでレブさん、結構ヘタリ気味になってますw

一番いぢくってあるのは頭部〜首なんですけど、
動かすと こんな感じです
わかりますかね?首自体が胴体にめり込んで、クリアランスを確保しているんですよ。
頭と首の接続部もBJを仕込んでいます。
BJそのままだとちょっと見栄えがよくないと感じたので、コトブキヤのディテールパーツを貼っつけてます。
首部そのものの面構成もかえているんですが、写真じゃわかりませんねw

お気に入り
無計画に切り刻んだ結果、各部位の付け根がスカスカになってしまったので、パイプスプリングを通して誤魔化してます。
ディテール的な見栄えもよく、気に入っているのですがテンションが強過ぎて首の可動を阻害しています(本末転倒w)。

やべ、首BJのマルイチモールド塗装し忘れた!w
首を曲げるとこんな感じに。

手の爪(ハイパークロー)をやや直線的な形状に変更。
デッドウェイトになると思ったので中のゼンマイは抜いています(入れておく意味もないですし)。
塗装はマットブラック(つや消し黒)とライトグリーン(黄緑)のスプレー缶。
セミグロスブラック(半つや黒)にすればよかったかなあ、と今になって思ったり。
特にマスキングとかはせずに、パーツ単位で塗ってます。
ゾイドやミクロマンみたいなおもちゃの場合、ランナー単位、パーツ単位で塗るとおもちゃっぽさが出ていい感じのような気がしています。
普通はおもちゃっぽさを消そうと必死になって改造したり塗装したりするのですが(もちろんリアル“ぽい”志向も好きです)、
おもちゃ特有の大量生産臭さ、マスプロダクツ臭さ、ソリッドな感じ、それも好きなんですよね。
この考えを共感できるのって、JAPANさんだけなんだよなあw変わり者?

フル可動化の副産物で古い恐竜復元図風の、ゴジュラス風のポーズも取れるようになりましたw
ゴッドジラ的

レブラプターに装備されている「イオンチャージャー」って、何なんでしょうね?
おもちゃ的にいえばいわゆるゼンマイを巻くための取っ手なんですが、
設定的にはただ「イオンチャージャー」とだけしか書いていなくって、機能的なものだとかは一切不明なんですよね(笑)。
同時期(ZAC.2100年前後)に惑星Ziでは「イオンブースター」ですとか「イオンパルスジェット」ですとかが実用化されているみたいですけど、
そこらへんの技術を応用した何かなんですかねえ。
よく判らないので↑上記したでっち上げ設定ではあんな感じに、適当に誤魔化してお茶を濁しておきました。
「ストレスを軽減するためにイオン粒子を送り込む」って、空気清浄機かって話ですよね(^_^;
マイナスイオンを送り込んでるんですって、きっと(笑)。

…実はガイロスの英語つづりがわからなくて、困ってます(笑)。ヘルプ!


注:ここに掲載されている設定は激しく捏造です。公式設定とは著しく異なる点もございますので、ご留意ください。

--- back to ZOIDS top ---