●ジャパ・ヌイ関連各種設定資料
ここにはJAPAN氏と私(Shi-Shi)が中心となって展開している
“BIONICLE捏造的活動”に関する、現時点で最新の文字設定が掲載してあります。
これらは今後変更、改変される場合がありますので、ご留意ください。
また、各種設定内容の決定は基本的にJAPAN氏と私(Shi-Shi)との話し合いで行われていますが、
ここに掲載されている諸設定はShi-Shiが独断で決定した事項なども含まれているため、
どちらかというと“Shi-Shi寄り”な内容になっています。
ですので、鵜呑みにすると危険かもであります(ぉ)。
そんでもって、ここに記載されている設定の全てが、実際にメインストーリーに登場するとは限らなかったりもします。
世界観に厚みをもたせるためだったり、私たち自身がジャパ・ヌイへの理解を深めるために作ったものであったり、
もしくは単純に、登場未定だけど取り敢えず作ってみただけの設定も多く含まれているからです。
んでんで、ここに掲載されている設定は飽くまでも暫定的なものだとご理解プリーズでお願いします。
矛盾とか、不都合が出てきたら容赦なく改変します(笑)。
↓設定に関することや誤字脱字の指摘、『ここ変じゃねえ?』など、このページに関する質問、ツッコミなどはこちらへ。
WNPZ掲示板
JAP SIDE掲示板
WNPZ(仮)板 BIONICLEスレッド

ジャパ・ヌイ設定を流用して遊んでみたい!っていう奇特な方同志の方がおりましたら、
DONGDONG活用して、遊び倒しちゃってください。

LEGO社のBIONICLEという題材の上で遊ばせてもらってるに過ぎないので、
本当は“ジャパ・ヌイ公式”とか名乗るのはおこがましいと思うのですが…
他にわかりやすい呼称が浮かばないので、便宜的に“公式”という表記を使わせてもらっています。
許してちょ、LEGOさん。


●地名
●人名
●その他

●地名
ジャパ・ヌイ島/Island of Japa Nui
 マタ・ヌイ島から南に離れること約1400qkに存在する“風の吹かない島”。それが“ジャパ・ヌイ島”である。
 遥か古代にはマタ・ヌイ島と陸続きであったのだが、数億年前の地殻変動によって各々別の運命を辿ることとなった。
 以来それぞれの島が再び交わることはなかったため、そこに暮らす生命や文化、風習などには多くの差異がみられる。
 ジンたちの冒険の舞台。狭義での“世界”。

ガペル地方/Gapel Area
 荒野が延々と続く不毛の地。
 この環境に適応できた一部の生物のみが暮らしている。
 大体、島の南部地域を指している。
 フィク山やラ・ムサラ砂漠などがこの地域にあたる。

ヤン・ガル地方/Jan Gual Area
 湿地と広大な森林で構成される熱帯地方。
 多種多様な生物の宝庫である。
 大体、島の西部〜南西部地方を指し、
 セ・イギ村やヨク・ナイ村を内包している。
 食物も豊富で比較的暮らし易い気候ではあるため、
 多くの村が集中している。

ニキフ地方/Nikifu Area
 溶けることのない永久凍土に覆われた極寒の地。
 ジャパ・ヌイ島で最も過酷な場所のひとつだといわれている。
 特にニキフ地方の最北端、ザブラク氷原には多くの危険が潜んでいる。
 劣悪な環境とは裏腹に、この地に適応した生物は意外と多い。
 主に島の北部を指し、ホウ村やマカイ村などを内包している。

セ・イギ村/Se Igi Village
 心正しき者たちが暮らす村。
 ジャパ・ヌイ島の中心近くに存在している。
 村民はツラガ・シ・シの導きのもと、農耕や漁業を営み平和に生活している。
 心の清い者が多く暮らしているため、セ・イギ村はジャパ・ヌイの加護をうけていると信じられている。

セ・カカチカ湖/Lake of Se Kakachika
 セ・イギ村近くに存在する大きな湖。
 様々な魚介類や大人しい水棲ラヒなどが生息している。
 セ・イギ村の民には、ここの魚を獲って暮らしている者も多い。
 また、湖畔に累積している貝殻は大変美しく、装飾品などに用いられている。

ヨク・ナイ村/Yoq Nai Village
 セ・イギ村から然程離れていない、険しい崖に存在する村。
 何らかの悪事を働いてセ・イギ村を追い出された者たちが集まってできた村である。
 そのため、セ・イギ村に対して反感を抱いている者も少なくない。
 だが、悪人ばかりが暮らしているという訳ではなく、
 住人の殆どはセ・イギ村を追い出されるに至った自らの行いを反省し、慎ましく謙虚に暮らしている。
 土地が痩せているため農業はあまり盛んではなく、ラヒなどを狩って生活している者が多い。

アネ・オミ/Ane Omi
 “禁断の森”とも呼ばれる、ジャパ・ヌイ島中心部に存在する大森林。
 狂暴化したラヒが多く巣食っており、そのため大変危険である。
 最近そのラヒが人里に出没する事件が後を断たず、島民を悩ませている。
 ツラガや年長者のマトランたちはアネ・オミのことを“スーヴァ・オミ/Suna Omi”と呼ぶことがある。

禁断の地/LuLu Ie
 ツラガ・シ・シが授かった神託によって定められた聖域。ルル・イエとも呼ばれる。
 アネ・オミの奥深くに存在している不思議な空間である。
 そこには世界を統べる力、諸悪の根源、万物の始まりと終わり、
 ありとあらゆる時間と空間が存在していると伝えられている。
 今まで幾人もの冒険家や野心家が侵入を試みたが、皆帰らぬ人となっている。
 現在では島民の不用意な侵入を防ぐためカレス、アラヲなる強化トーアが入口を固めているといわれる。
 これらは全て推察や伝承に過ぎず、実際のところ、真実は深い闇の中である。
 ツラガたちはこの聖域を指して“スーヴァ・イエ/Suna Ie”と呼ぶ。

リュチュ・サン・クァ/Ryuchu Sun Kua
 聖域に存在するといわれる古代神殿。
 混沌の時代の遥か以前から存在していたものと思われ、
 巫女たちによる儀式の際に用いられていた宗教的な施設であると推測されている。
 実際にこの神殿を目にした者はいないが、伝承や古文書などによりその存在が示唆されている。
 ハク・ガカクに所蔵されている古文書によると、“ンジェラ・キニ/Ngela Kini”という別称(正式名称?)があったらしい。

名も無き施設/No name plant
 禁断の地を守るべく、同時に島民の命を守るべくアネ・オミにジャパ・ヌイが創造したといわれる施設。
 ここでは“強化トーア”と呼ばれる特殊な戦闘トーアが数千年に一度生み出されると伝えられている。
 彼らは成熟した状態で生まれ、生涯禁断の地を守り続ける運命にある。

小リュチュ・サン・クァ/Litle Ryuchu Sun Kua
 “もうひとつのリュチュ・サン・クァ”とも呼ばれる古代遺跡。
 アネ・オミから東に数十qk離れた地点に存在している。
 ここからは多くの古文書や歴史を紐解く上で重要な資料が発見されているが、
 それによるとスーヴァ・イエのリュチュ・サン・クァ(ンジェラ・キニ)を中心として
 東西南北に小リュチュ・サン・クァと呼ばれる神殿が存在しているとされる。
 この記述から、聖域にもリュチュ・サン・クァが存在しているのではないか?という逆説的推論が立てられたのである。
 小リュチュ・サン・クァは現在では古文書などを収容した一大図書館として機能しており、
 全ての学者の憧れの地となっている。
 一般的に、ただリュチュ・サン・クァといえばここを指すことが多い。

ハク・シキ村/City of Haku Siki
 セ・イギ村から十数qk離れた地点に存在する村で、学術的分野に秀でていることで有名である。
 研究者やそれを目指す者たちが多く暮らしている。

ハク・ガカク/Haku Gakaku
 ハク・シキ村にある大きな図書館。
 小リュチュ・サン・クァで発見された古文書など、貴重な資料が多く所蔵されている。

フィク山/Mt.Fiku
 島の北西部に位置する、標高5000k級の山塊を総称してフィク山と呼ぶ。
 大変険しく、環境も苛酷なため人間(マトラン)は暮らしていない。
 また、ジャパ・ヌイ島で数少ない、混沌の時代以前を窺い知ることができる遺跡群が存在する場所でもある。

レー・レギ/Le Legi
 フィク山の麓にある広大な盆地。
 盆地でありながら所々に入り組んだ地形が存在しており、
 秘境と呼ばれるような未開の地も多くあると考えられている。

ズィン・ル村/Zin Lu Village
 レー・レギにある小さな村。
 人目を避けるかのような立地にある村で、その存在を知る者は多くない。
 “巫女”と呼ばれる一族の末裔が暮らしているらしい。
 ジャパ・ヌイ島には他にもこのような“隠れ村”が幾つか存在しているようだ。

ヒラ・ヒラ村/Hila Hila Village
 レー・レギに位置する小さな隠れ村。
 最近になってようやくその存在が知られるようになった。
 この村の民は大変に人見知りな上に恥ずかしがり屋である。
 また、村民たちは身振り手振りで会話することができるという。

ラ・ムサラ砂漠/La Musara
 東方の山岳地帯に忽然と存在する砂漠。
 四方を山に囲まれた不思議な地形で、陸路で往来することはかなり困難である。

ラ・シム村/City of La Shim
 ラ・ムサラ砂漠に位置する大規模な村。
 砂漠という過酷な環境にあるにも関わらず非常に繁栄している。
 繁栄の理由は、そこに暮らす民皆が砂漠との付き合い方を熟知しているためである。
 グッコ鳥を用いた交易が盛んであり、財力をもった豪商が多く暮らしている。
 その一方で、厳然とした貧富の差が存在しているのも事実である。
 ミルヒ・ミルクを加工して作られた工芸品で有名な村でもある。

ヨメ・オミ/Yome Omi
 美しい川と緑を抱く大森林。アネ・オミに次ぐ規模を誇る。
 空気が清らかなためか、ここに住むラヒは皆大人しい。

リモー・レイ/Rimuo Ray
 ヨメ・オミの奥深くにある美しい都。
 自然と調和した大理石製の宮殿や優雅なテラスなど、気品に溢れる建築物が多く見られる。
 ここに暮らす住民たちは外部との接触を好まない傾向にあり、
 ヨメ・オミの外でのできごとには基本的に無関心、不干渉である。
 リモー・レイ中心部に位置する、ミルヒ・ミルクでできた大宮殿は見事の一言。

トコ・マソ島/Island of Toko Maso
 ジャパ・ヌイ島から数十qk離れた小島。
 希少鉱石エヴァラ・ミルクを産出する渓谷がある。
 数百年前には一攫千金を夢見る者で溢れかえっていたが、
 現在では気象条件や海流の問題などから上陸することが難しく、
 今ではここを訪れる者は少ない。

ユタン渓谷
 トコ・マソ島に存在する、エヴァラ・ミルクを産する渓谷。
 かつての坑道後が蟻の巣のように這い回っている。

ン・カニパ村/N Kanipa Village
 ユタン渓谷そばに位置する小さな村。
 一攫千金を夢見た冒険者たちが作った村で、
 彼らはここをベースキャンプとしてトコ・マソ島を開拓していた。
 かつては冒険者や鉱山夫の生活の場として栄えたが、
 現在はその機能を失っている。

アイナ・アイナ村/Aina Aina Village
 非常に食べ物が美味しいため、多くの旅行者が訪れる村。
 オノと呼ばれる料理が特に有名。

ケイキ・キ村/Keiki ki Village
 ケイキ・キと呼ばれる飲料が特産で、それが村の名前にもなっている。
 このケイキ・キとは赤い色をした苦味と甘味を兼ね備えたお茶のような飲み物で、
 島民たちに広く愛飲されている。

ラ・ハナウ村/La Hanau Village

マカヒキ村/Makahiki Village
 礼節を重んじる村民が多く暮らしている。
 堅実に仕事をこなすことで知られるマカヒキのマトランたちであるが、
 来客があると一変、仕事そっちのけで接待に精を出すことでも知られている。
 彼らの人の良さは特筆もので、この村を訪れた来訪者が皆
 「もう一度訪れたい」と口を揃えることからもそれが窺えるだろう。
 ヤン・ガル地方の外れ、海岸線近くに存在している。

マハロ村/Mahalo Village
 洞窟のなかという、変わった立地に存在する村。
 ヤン・ガル地方に位置しながら、
 一年を通じてひんやりとしたすごし易い気温を維持している。
 村ではキノコのようなものを養殖しており、
 それが主用産業となっている。

ホウ村/Hou Village
 村民が皆無口なことで知られている村。
 極寒のニキフ地方に位置していながら、マカヒキ村の民と同様の言葉の訛りがある。
 そのことから、元々は出自を同じとする人種なのではないか、と考えられている。

マカイ村/Makai Village
 カヒカイ湾に面した漁村。
 村民たちはイア・ラウラウの漁期にのみ仕事をする。
 それ以外の時期は、スポーツと台風対策に力を注いで過ごす。
 村民はカヒカイ湾に住む巨大な蛇状のラヒが津波をもたらすと信じていて、また同時に恐れている。

カヒカイ湾/Kahi Kai Moanamo
 大きな湾。
 特殊な地形なため、非常に波は穏やかである。
 ただ、台風が訪れた時その様子は一変し、大荒れに荒れる。
 高さ20kにもなる津波はマカイ村に毎年大きな被害をもたらしている。

セビ・ラベ村/Sebi Labe Village
 村の周辺にはモア・モーラと呼ばれるラヒが多く生息しており、
 それを最初に家畜化したのがセビ・ラベのマトランたちである。
 乾燥が強く、農耕には向かない気候のため、
 このモアが重要な生活の糧となっている。

マウカ村/Mauka Village
 マウ・マオ山の中腹に存在する村。
 村民たちは気難しいギアムを飼い慣らす術に長けている。

マウ・マオ山/Mt.Mau Mao
 標高3500kほどの高山。
 季節を通じて快適な気候な山である。
 ギアムと呼ばれるラヒが多く生息している。

ナバル村/Nabal Village
 辺境の村。
 この村には勇者がおらず、それどころかトーアさえもいない。
 その上、周辺に狂暴化したラヒが数多く生息しており、
 その為村民の命は常に危険に晒されている。


●人名
ジャパ・ヌイ/Japa Nui
 ジャパ・ヌイ島を守護する偉大なる魂(スピリット)。
 島に暮らすマトランやトーアたちの信仰の対象にして畏怖の対象である。
 “神”というよりも精霊、もしくは“ただそこに存在する意識”といった形容が適当であると思われる。
 マタ・ヌイやマクータの同族とも呼べる存在であり、同時に兄弟でもあり、
 或いは同一の存在でもある(ジャパ・ヌイのみならず、マクータやマタ・ヌイもまた、渾然と存在する意識体の一局面であるといえる)。
 マクータの復活が近付くにつれその力は弱まりつつあり、ジャパ・ヌイ島の事象に表立って介在することはできないが、
 シ・シなどを通してその偉大なる意志をジャパ・ヌイの全生命に示している。

ジン/JIN
 セ・イギ村にて妹のビオラ、義父のシ・シ、義兄のフィカルとともに平和な暮らしをしていた。
 性格は真面目で責任感が強い。
 剣の腕前も荒削りながら目を見張るものがあり、
 今では『セ・イギ村の実質的な村勇者なのではないか?』といわれている。
 このストーリーの主人公。

ジン エボリューション/JIN evolution
 偉大なるスピリット“ジャパ・ヌイ”の洗礼をうけ、進化を遂げたジン。
 変身時は外見も大きく変化し、体内構造的にもバイオメカニカルな強化体に再構成されている。
 また、性格も通常時のジンとは趣を異にし、感情の起伏が激しくなり理性を失い易くなってしまっている。
 そのため、彼は極力この形態になることを避けている。

ビオラ/Vior
 セ・イギ村で兄であるジンとともに暮らす少女トーア。
 性格はワガママで大変活発。
 村一番のはねっかえりで、皆を困らせることもしばしばある。
 しかし、それが許されてしまうのも彼女の人徳だといえるのであろう。
 幼い頃から類い稀な戦いの才能をもっていて、今ではジンやフィカルに次ぐ実力の持ち主となっている。

ビオラ Ver.1.02/Vior Ver.1.02
 マスから武槍バルクと武盾バルコを授かったビオラ。
 その二つの武具はセ・イギ村に持ち帰られ、長老シ・シによってより使い易く、より強力に強化され神槍ガル・バルクと神盾ゼル・バルコとなった。
 この武具を使用できるのは洗礼をうけたビオラだけなのであるが、
 (扱い易くなったとはいえ)まだ未熟なビオラが使いこなすことは難しく、現在はセ・イギ村の祭壇に安置されている。
 この二つの神器を装備した形態を指して、便宜的にビオラVer.1.02と呼称する。

ライ/rai
 ヨク・ナイ村に暮らす戦闘型トーア。それがライである。
 ジャパ・ヌイの教えに背き、セ・イギ村を追われた者たちが寄り集まってできた村がヨク・ナイ村だ。
 多くの村民と同じように、ライもまたセ・イギ村を追われた者の一人である。
 ちょっとした探求心からセ・イギ村の掟を破り、禁断の森に足を踏み入れてしまったがために村を追い出されたのだ。
 彼は今、セ・イギ村への復讐を誓いながら生活している。
 だが、身寄りのないビビを育てるなど面倒見の良いところもある。
 ライは思いやり溢れる、温かい心の持ち主なのである。

ビビ/ViVi
 セ・イギ村を追われ途方にくれていたライが出会った少女トーア。
 自分の名前がビビである事以外の一切の記憶が失われてしまっている。
 嫌な事があるとすぐに怒り出してしまうなど、性格は幼い。
 失われた記憶について聞こうとするとひどく嫌がり、また、失われた記憶を取り戻そうともしない。
 現在はヨク・ナイ村でライと共に暮らしている。

ハート/Heart
 数年前、アルクとともにセ・イギ村に訪れたトーア。
 性格は優しく弟思い。
 二年前のある日、突然姿を晦ませた。

アルク/ark
 兄ハートとともにセ・イギ村にやって来た少年。
 村近郊でラヒに襲われているところをジンに助けられ、以来彼のことを尊敬している。
 時折、ジンに剣術を学んでいる姿もみられ、今後の成長が楽しみなトーアの一人だ。
 現在、行方不明となった兄の帰りをセ・イギ村で待っている。

クマレフ/Kumarefu
 賞金稼ぎを生業とするトーア。ヨク・ナイ村の外れでひっそりと生活している。
 金のためなら何でもするという触れ込みである。
 数十年前の紛争時に、ベルゲとともに傭兵として戦った過去がある。
 ベルゲとの間に何らかの因縁があるらしい。
 出身地などパーソナルなデータは一切不明。

ゴンチ/gonci
 ヨク・ナイ村に住むトーアの一人。
 マトランの大ちゃんとともにラヒを狩って生活している。
 優しい性格である。

ベルゲ/BERGE
 詳細不明の紅きトーア。
 戦闘能力は高く、通常形態のジンでは到底歯が立たないものと思われる。
 神出鬼没であり、何処かに定住するといったこともないようだ。
 一見、気まぐれとも思える行動が多く見られるが、その思惑は謎である。

アラヲ/arao
 ジャパ・ヌイによって定められた“禁断の地”の西の入口を守る強化トーア。
 ジンたちとは比べ物にならない、凄まじい戦闘力の持ち主である。
 アラヲら強化トーアの存在を知る者は少ない。

カレス/cress
 “禁断の地”東の入口を守る強化トーア。特殊な爆弾を武器としている。
 女性的な外見からも窺えるように、機動力は高い。
 アラヲら強化トーアの存在を知る者は少ない。

マクス・モクス/max mox
 禁断の地の警護をより厳重にするためにジャパ・ヌイが生み出した三人目の強化トーア、それがマクス・モクスである。
 均一な力となるよう“調整”されている強化トーアの中で、彼だけは何故か突出した力をもっていた。
 しかしその代償かマクスは感情を表に現すことができず、また言葉を話すことができなかった。
 偉大なるジャパ・ヌイによって統率されている他の強化トーアたちとは違う、独特の雰囲気を漂わせている。
 また、彼が突出した能力を授かった要因は、何か外的なものなのではないか、と考えられている。

マス/mass
 ジャパ・ヌイ島から数十キロ離れた小島、“トコ・マソ島”にはエヴァラ・ミルクという希少な鉱石を産出する渓谷が存在している。
 その渓谷を守るのがトーア“マス”だ。
 エヴァラ・ミルクとはジンやビオラ、マクスなどがもつ刀剣の剣身に使用されている鉱石で、
 凄まじい強度としなやかさ、そして神秘的な力を秘めた鉱石である。
 この鉱石は未だ謎が多く、解明されていない部分も多いらしい。
 彼はそのエヴァラ・ミルクを自ら鍛え上げ完成させたバルクとバルコと呼ばれる一対の槍と盾を装備する。
 武槍バルクに貫けぬものはないといわれ、武盾バルコに防げぬものはないといわれている。
 後にバルクとバルコはジャパ・ヌイ島のビオラに継承され、より強力なガル・バルクとゼル・バルコへと生まれ変わることになる。

ツラガ シ・シ/TURAGA SHI SHI
 セ・イギ村の村長にして、長老。
 全ての島民が誕生する前から生きているといわれ、その年齢を知る者は誰もいない。
 村に厳然とした掟を定めたのも彼で、掟を破る者には過剰ともいえるような処罰を与えている。
 ジャパ・ヌイ島の歴史や地理に詳しく、混沌の時代に関しても何がしかの知識を有しているらしい。
 ジンやビオラの他にも、多くの孤児を育て上げてきた。

フィカル/fhikal
 セ・イギ村の村勇者。シ・シの実の息子であり、ジンとビオラの義兄にあたる。
 剣術に秀でていて、その他にも様々な武具を使いこなすことができる。
 成長著しいジンに剣の腕前を上回られてしまったことが強いコンプレックスになっており、彼の心に暗い翳を落としている。

リバル/REBAL
 セ・イギ村に暮らす若いトーア。ジンの幼馴染みである。
 ジンやフィカルには及ばないものの、剣の腕前はなかなか。

オギャン/OGYAN
 セ・イギ村に暮らす若いマトラン。
 村の自警団のリーダー的存在である。
 やや自信過剰で尊大な性格をしているが、皆からの信頼は厚い。

ジャノ/Janaw
 セ・イギ村に暮らす若いマトラン。
 自警団の一員。
 なかなかの好青年で、どんな人間とも上手く付き合えるタイプ。

レトト/letoto
 セ・イギ村に暮らす若い女性マトラン。
 ビオラの遊び仲間の一人である。

パナ・ハナ/Pana Hana
 セ・イギ村で酪農を生業としているマトラン。
 非常に早口で落ち着きがない。
 小柄な体格と変わった形状のディスクシューターが特徴。

ヤー・クン/Ya Kun
 セ・イギ村に暮らす初老のマトラン。
 自警団の指導者的存在で、
 血気盛んで先走りがちな若いマトランたちを纏め上げている。
 武勇で名を馳せた、格闘の達人であるらしい。

ザガリ/ZAGALI
 サヴァスの邪悪な申し出を受け入れ、強大な力を手に入れた青き魔人。
 身体はバイオメカニカルな変化を遂げており、
 精神構造も肉体同様、歪んだものとなっている。
 知能派ではあるが、その頭脳は邪悪な思惑のためだけに活用される。
 元々はある村の勇者であった。

ザガル/ZAGARU
 サヴァスの邪悪な申し出を受け入れ、強大な力を手に入れた赤き魔人。
 身体はバイオメカニカルな変化を遂げており、
 精神構造も肉体同様、歪んだものとなっている。
 野性的かつ短絡的な思考をしており、殺戮という名の快楽のためには手段を選ばない。
 元々はある村の勇者であった。

サヴァス/SAVAZ
 全てが謎につつまれたトーア。
 ジャパ・ヌイ島のトーアには見られない特徴を多くもち、その力も絶大である。
 彼が姿を現して以来、ラヒたちの活動が活発化してきている傾向があり、
 その為サヴァスこそがラヒたちの統率者なのではないか?という憶測が島民たちの間に広まりつつある。

破戒卿ラカン/RAKAM
 この世界の終末に、東よりやって来るという使徒。
 伝説上の存在であると思われているが、詳しいことは定かではない。
 古代の書物によると、絶対の法を無に帰す使徒であるとされ、
 ボロック一千体で構成される6つの大軍団を従えるという。

ウォシュ/Woshu
 セ・カカチカ湖特産の魚類(のようなラヒ)。
 非常に美味。

ウォシュ・コシュ/Woshu Koshu
 セ・カカチカ湖に生息する魚のようなラヒ。
 ウォシュに大変似ているが、こちらは有毒であるため注意が必要だ。

ク・ボォーツ/Q Bouts
 セ・カカチカ湖をはじめとした、淡水の泉に生息する水棲のラヒ。
 肉食であるが比較的大人しく、水中の深いところで暮らしているため危険度は低い。

ドロッグ/Drog
 淡水に生息するラヒ。
 幼生期は水中のみで暮らすが、成体になると陸上でも活動するようになる。

ザリル・ジャガニ/Zaril Jagani
 湖や川などの汽水域〜淡水に生息するラヒ。
 砂漠などに生息しているラ・ジャガなどに比較的近い種類のラヒだと考えられている。
 割と美味。

ザワル・ジャガニ/Zawal Jagani
 湖や川などの汽水域〜淡水に生息するラヒ。
 セ・カカチカ湖に生息しているタイプは色が美しく、
 そのため装飾品などの材料として需要がある。
 ジャ・ケラス/Ja Kerasと呼ばれることもある。

グッコ鳥/GUKKO Bird
 飛行能力をもった鳥のようなラヒ。
 比較的大人しい性格をしており、手懐ければ移動手段として利用することもできる。
 ジャパ・ヌイ島においてはあまり個体数の多い生物ではなく、種の存続が危ぶまれている。

アネ・ラム/ANE RAMA
 禁断の森周辺にのみ生息する固有種のラヒ。
 肉食であり、非常に凶暴。
 幼生期を水中で過ごすといわれているが、詳しいことは知られていない。

ラ・ジャガ/LA JAGA
 ラ・シム村周辺に生息するラヒ。
 極弱い毒をもっているが、基本的に臆病な生き物である。

ラガ・ジャガ/LAGA JAGA
 毒をもつ、好戦的なラヒ。
 ラ・ジャガに近い種類であるが、幾分大型である。
 一部の学者たちは、ラ・ジャガが十分に成長したものこそが、
 ラガ・ジャガなのではないか?という仮説を提唱している。

モア/MOA
 セ・イギ村をはじめとした様々な村で家畜として飼育されている鳥型のラヒ。
 主にモアの産んだ卵を食す。

モア・モーラ/MOA MOLA
 モアの野生種。セビ・ラベ村近くに多く見られる。
 家畜として飼われているモアに比べてやや大型で、気性も荒い。

ピピ/PIPI
 家畜として飼われている、大型のラヒ。
 性質は温和でマトランたちの言うことを良く聞くが、
 一度暴れ出すと手をつけられない。

ピピ モーラ/PIPI MOLA
 ピピの野生種。ガペル地方に多く見られる。
 基本的に臆病なラヒで、群れで生活している。
 だが、その身に危険が迫ったときには猛烈な勢いで暴れ出すので注意が必要。
 乾季になると大移動することが知られている。

ギアム/Giamu
 比較的標高の高い山岳地帯に生息するラヒ。
 マウカ村周辺に多く見られ、同村ではギアムが家畜として飼育されている。
 メスに比べオスは気性が荒いため飼い慣らすのが困難である。

イア・ラウラウ/Ia Laulau
 定期的にカヒカイ湾に回遊してくる小型の魚系ラヒ。
 数百〜数千頭の巨大な群れで暮らしている。
 食用可能で、比較的高額で取り引きされる。
 マカイ村ではイア・ラウラウが訪れる季節にのみ漁船を出向させる。

オロ/Oro
 マカイ村の人々がカヒカイ湾に住んでいると信じている巨大な蛇状のラヒ。
 このラヒが大津波をもたらすと村民は考えており、
 漁の前には必ず供え物を海に投げ入れるという習慣が今でも残っている。
 「オロを見た」という目撃談は数多くあるものの、
 物的な証拠などは一切残っていない。
 その為この生物の存在を信じない者も多い。


●その他
エヴァラ・ミルク
 頑強さとしなやかさを兼ね備える希少な鉱石。
 産出量が極端に少なく、そのためエヴァラ・ミルク製の武具を持つ者は勇者と称えられる。
 遥か古代には極普通に見られたらしいが、現在ではトコ・マソ島でしか採掘されない。
 しかもトコ・マソ島は上陸困難な絶海の孤島であり、そのこともエヴァラ・ミルクの希少性を高める一因になっている。

ミルヒ・ミルク
 ミルク種の鉱石。エヴァラ・ミルクより産出量が多く入手し易い。
 とはいえ、それでも希少な鉱石であることに変わりはない。
 エヴァラ・ミルクと比べると剛性は劣るもののその分軽量である。
 そのため護身用のナイフなどの素材に用いられることも多い。
 また、抜けるように白く美しい色をしているため、工芸品や美術品にも用いられる。

エヴァラ・マガイ
 銀色をした重金属性の鉱石。
 マガイ種は全般的に産出量が少なく、中でもエヴァラ・マガイは特に貴重品。
 そのことからエヴァラ・マガイで作られた武器や防具を所持するトーアを真の勇者として崇める地域も少なくない。
 一般的にマガイ種はミルク種の鉱石よりも頑丈かつ加工性が高いという特性をもつが、その分重量がかさむという欠点がある。
 エヴァラ・マガイ製の武具を持つトーアのなかには、その希少な鉱石でできた武具をもつことを、
 また、重量があり使いこなすことが難しいとされるそれを装備することを誇りとする者も多い。

名剣リヒ・イギ
 セ・イギ村に代々伝わる勇者の証。大型のナックルガードを備える。
 村勇者として認められた者にしか所持は許されない。ミルヒ・ミルク製。
 歴代の村勇者に受け継がれてきたという名剣である。

宝剣ラギ・リヒ・イギ
 名剣リヒ・イギがシ・シの手により鍛え直された剣。それがラギ・リヒ・イギである。
 エヴァラ・ミルク製の剣に勝るとも劣らない硬度と切れ味を獲得している。

武槍バルク
 エヴァラ・ミルクを鍛え上げてつくられた槍。
 武盾バルコと対になっており、このバルクに貫けないものはないと伝えられる。
 元々はマスの所有物であったが、後にビオラに託された。

武盾バルコ
 エヴァラ・ミルクを鍛え上げてつくられた盾。
 武槍バルクと対になっており、このバルコに防げないものはないと伝えられる。
 元々はマスの所有物であったが、後にビオラに託された。

神槍ガル・バルク
 バルクを長老シ・シが更に鍛え上げることで完成されたのが神槍ガル・バルクである。
 より切れ味鋭く、より扱い易くなっている。

神盾ゼル・バルコ
 バルコを長老シ・シが更に鍛え上げることで完成されたのが神盾ゼル・バルコである。
 より頑強に、より扱い易くなっている。

霊剣フラン・メネリオス
 サヴァスが携える強力な剣。
 剣身は霊的な炎で形成されており、実体は持たない。
 物理的な破壊力はもちろんだが、精神面に干渉しダメージを与える特殊な能力も侮れない。

霊盾ジギス・ムンド
 サヴァスが携える強靭な盾。
 カノイセレクターとしての機能を備えるなど、ジャパ・ヌイ島以外のテクノロジーを感じさせる代物である。
 ただの盾としてみた場合も頑丈。

サパル書
 小リュチュ・サン・クァで発見された古代の書物。
 ジャパ・ヌイ世界の始まりから終わりまでが予言というかたちで記されている。
 現在はハク・シキ村のハク・ガカクに保管されている。

ラハラ写本
 数千年に亙り、リモー・レイに保管され続けている古文書。
 散文詩のかたちでジャパ・ヌイ島でのできごとや歴史が記されているようだ。
 だが、独特な詩的比喩表現が多く見られるため、内容の解読は遅々として進んでいない。
 ミコン書の写本であると考えられているが、原本が失われているため詳細はわからない。
 ただ、219頁〜298頁(マクリの指輪第一節〜バッカと悪竜の戦い第十二節)、
 319頁〜322頁(緑の男第二節〜道争い第四節)及び
 503頁(アメ・ズィメ第六節〜第九節)の間に改ざん、或いは加筆修正の痕跡が見られることは判明している。

マダク書
 小リュチュ・サン・クァで最近発見された書物。
 この書物で特筆すべきは、ジャパ・ヌイ島以外の“世界”の存在にまで言及している点である。
 内容的に新発見が多く、その真偽をめぐり学者たちの間で議論を呼んでいる。

レト書(ダグァ写本)
 ジャパ・ヌイ島の成り立ちから最終戦争までが記されたレト書の写本。
 小リュチュ・サン・クァの地下から発見され、現在でも同所に所蔵されている。
 数百年前、ダグァという名の盗賊がルル・イエのリュチュ・サン・クァ(ンジェラ・キニ)を発見、侵入に成功したといわれ、
 そこに安置されていた古文書(レト書)を自ら書き写したのがこのダグァ写本であると伝えられている。
 だが、そもそもダグァが聖域に足を踏み入れンジェラ・キニを発見したという話も信憑性に欠けるし、
 この書物に記された内容自体も多くの古文書と著しく食い違っているため、神学的にも歴史学的にも資料的価値は低いと評されている。
 しかし一方では終末神話に関する記述が緻密であるなど特筆すべき箇所もみられ、この点を重要視している学者がいるのも事実だ。

レト書
 ダグァ写本の原本にあたる書物で、伝説ではリュチュ・サン・クァに安置されているといわれている。

プロトデルミス/Protdermis
 銀色の海。ジャパ・ヌイ島の地下には、広大なプロトデルミスの海が広がっているといわれる。
 機械生命体BIONICLEの進化や変化を促す未知の流体金属物質であるらしい。

イェル、ダル、ブル、ウォル、ユォール/Yel,Dal,Bl,Wol,Euol
 ジャパ・ヌイ島で現在、一般的に流通している通貨。
 100イェルで1ダル、100ダルで1ブル、100ブルで…といった具合に位が繰り上がっていく。
 ちなみにセ・カカチカ湖で獲れたウォシュ(魚のようなラヒ)が10尾で50イェル、
 ラ・シム村の土産品であるミルヒ・ミルク製の置物が3ダル、
 高純度ミルヒ・ミルク製のナイフが1ブル程度となっている(飽くまでも目安ではあるが)。
 ウォル(イェル換算1000000イェル)やユォール(同100000000イェル)といった大きな位が用意されているものの、
 実際に日常生活で利用されることは少ない金額である。
 また、(使用頻度は低いとはいえ)ユォール以上の単位が存在しないなど、様々な問題点を抱えている。
 中々に複雑な貨幣制度であるので、辺境の村では未だに浸透していないのが実情である。

カロ・パアニ/Kalo Paani
 マカイ村で盛んなスポーツ。
 村民は漁期以外はこのスポーツに励んでいる。
 選手はラヒに乗り2チームにわかれる。
 そして、ハンク・スタッフと呼ばれるラケットを使い、相手のゴールにボール(カロ)を入れる。
 時間内に多く点を得た方が勝ちとなる。
 我々の世界でいうところのクロケットに似ていなくもない。

ワリ・ケイア、ケイア、クワ・ケイア/Wali Keia,Keia,Quwa Keia,
 長さの単位。
 100ワリ・ケイア(100wk)で1ケイア(1k)。
 1000ケイア(1000k)で1クワ・ケイア(1qk)となる。

ワリ・フラム、フラム、クワ・フラム/Wali Hulamu,Hulamu,Quwa Hulamu
 重さの単位。
 100ワリ・フラム(100wh)で1フラム(1h)。
 1000フラム(1000h)で1クワ・フラム(1qh)となる。


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