“水”
--Toa of Water--





水の勇者。





水を司るトーア…それがガーリである。
トーア唯一の女性である彼女は非常に知的で、状況判断、洞察力に優れる。
そのため、トーアたちの良きまとめ役、参謀格としての側面ももつ。





バックショット。
格納された、フック状のクローが目を惹く。





彼女のカノイは「カウカウ」という、
水中での呼吸を可能とするグレートマスクだ。





俊敏かつ柔軟。
素晴らしい身体能力を誇る。





フックを展開。



このフックは崖を登る際に活躍する他、エレメンタルパワーを集中するための依代としても使用される。
勿論、彼女の優れた身体能力と組み合わされば
直接的な武器にも成り得るが、そういった用法は好まない。
これは、彼女自身の性格と、トーアの掟のためである。





陸上でも十分強力な彼女ではあるが、その真価は水中で発揮される。





マタ・ヌイ島を救うためには、幾つもの苦難を乗り越えねばならない。








G A L I
ガ ー リ

マタ・ヌイ島に遣わされた6人の勇者…トーア。
彼らの使命はマクータを倒し、偉大なるマタ・ヌイを復活させること。
そして、マタ・ヌイ島に平和をもたらすことだ。

そのトーアの一人である彼女はガ・コロ村の守護者で、水を司る。
類い稀な身体能力と知力、そして水の力を駆使して戦う。

母なる海のように優しく、慈悲深い性格をしている。
一方、激流の如き気性も秘めており、怒ると手をつけられない。

性格の違いや、「トーアとしての属性の違い」という単純な理由などから
タフーと衝突することもしばしばだが、
その実、仲間を思いやる気持ちは非常に強い。
仲間思いで知的な彼女は、トーアたちの良きまとめ役であり、参謀格であるといえるだろう。
彼女がいなければ、それぞれ自己主張の強いトーアたちが団結することは難しい。

基本的には争いを好まないが決して非力という訳ではなく、
ひとたび戦闘となれば、優れた身体能力と知力を武器に活躍する。
特に、水中での彼女はまさに水を得た魚。敵う者は皆無である。
だが、逆に、乾燥や熱には弱い面をもつ。

マタ・ヌイ島の全ての川、湖をテリトリーとしており、普段は水中で暮らしている。
余談ではあるが、歌の才能もあるようだ。

彼らトーアの前には、幾つもの試練や苦難が待ち構えている。
それを乗り越えるためには、運命を受け入れ、義務を果たし、
そして、仲間同士で団結することが必要不可欠だ。

果たして彼らに、マタ・ヌイ島を救うことはできるのだろうか?




解説兼言い訳。

取り敢えず、日記の方の言い訳なんかを見ていただけると幸いです。

このガーリちん、作りかけで放置していたTB受けニクル2号を発展させるカタチで組み上げました。
やはり、四角いTB受けでもって、女性らしさを表現するにはどうすればいいか?という部分が難関でした。
結局、私の技術では女性を表現しきれなくて、
女性を想起させるシナを作ったポーズを取らせたりといった方法で、誤魔化している部分が大きいです^^;
「それにまあ、カウカウ付ければ固定観念で女性に見えるよね」的な、
見る側の想像力に甘えたっていう部分も多いにあります…(笑)。

…とはいえ、意外と簡単にまとまってしまった印象です(実作業時間は数時間ってところでしょうし)。
普段はバイオニクルとしてのそれっぽさを どちらかというと重視しているので、
女性型トーアだとしても、あまりあからさまな女性的記号を投入しないようにしているんですが、
今回は、自分的縛りを取っ払って、普段とは違うコンセプトで組んだのが功を奏したのかもしれません。
また、Shi-Shiのニクルにしては比較的サイズが大きいというのも、
ビルドの自由度を高めてくれたのかもですね。

私はロボットに欲情できる生粋の変態なので(言い切った)、デキにも結構満足しているんですが、
どうでしょうか?皆さんには女性型に見えますでしょうか?

さて今回の初代組アレンジ企画、
Shi-Shiというレンズを通して、解像度を上げたらこうなりました、という感じです。
ガンダムセンチネルやエンドレスワルツのMSよろしく、見た目が違うけど同じモノだよみたいな。

或いは、純粋に、ガーリのもうひとつの可能性、アナザーガーリでも楽しいかもしれませんね。。
原典から枝分かれした、あるパラレルワールドのガーリって感じで。

玩具もコミックも映画も、どれもデザインが異なっていますけど、
どれも正解ですからね(強いて言えば玩具が最も公式=大正解ではありますが)。
こういう遊びもアリなんじゃないでしょうか。

本当は、全身を青&水色にできれば良かったんですが、
パーツ不足のため断念しました。
あので、灰色の素体が、青いビスチェっつーか、
ハイレグ水着を着ているイメージでまとめてみたつもりです(笑)。

腕の解釈ですが、普通に指のある手にアレンジしました。
作劇上の理由もあってか、映画版では普通に手がありますしね。
元になったTB受けニクル自体が、(私の普段のビルドよりも)アメコミヒーロー(ヒロイン)的というか
人間寄りなプロポーションを目指していて、
特に2号には女性型素体としての完成度を追求したいなァという気持ちがあったのでー。
…単純に、手がフックじゃ生活し辛いだろうなあ…と思ったからってのもあります(笑)。

で、ガーリのアイデンティティでもあるフック、折角のTB受けニクルですから、
やはり、どこかのTB受けに接続すべきだよなあ、というコトになりまして、
自然と、肩に決定いたしました。EVAっぽい感じですね。
しかしコレ、収納状態の納まりの良さを重視しているので、展開しても、あまり意味がないです。
コレでどうやって、崖を登るというのか…(笑)。

この「フックを収納式のツールにする」というアイデア、
アルトさんの作品と被っているのを知ったとき、軽く血の気が引きましたヨ…。
どれだけアップする元気がなくなったことか…!(笑)

実は私も、スカート状にフックを格納しようかなと一瞬考えてました。
でも、ガーリは女性ですが、体術を駆使して戦う戦士でもありますので、
少女的なアプローチはやめておこう、と。
しかしホント、やめといて良かったです。
やってたら、アルトさんのガーリと被りマクリスティになるところでした…。
プロポーションバランス、キャラの立ち方、ビルド方法…何から何まで負けているというのに、
ギミックの位置まで被ってたら目を当てられませんよね…^^;

設定ですが、一応、公式関係の資料を漁ってみたり、
英語のファンサイトなんかを(情報の精度を上げるため)複数、機械翻訳にかけたものなどを下敷きに書いてあるのですが、
何せエキサイト翻訳。エキサイティングな訳ばかり出るわ、
そもそもボクも英語苦手だわで、正しく読み取れてる自信がないです。
しかも、その情報に「自分的解釈っていうかこういう設定だったらイイな的妄想」をプラスしているので、
公式設定とはズレている部分もあると思います。なので、鵜呑みにしないでくださいね(笑)。
トーアの設定で面白いなあ、魅力的だなあと思うのは、
アメコミヒーローにはよくある設定ではありますが、
みんな、人知を超えた力をもってはいるけれど、人間的には完璧ではないというところですね。
間違いもするし、仲間同士 反目したりもするっていう。
各人それぞれ、属性に見合った性格をしているのも楽しいです。

BIONICLEには様々な魅力がありますが、
キャラクター性、ストーリー性、世界観も魅力のひとつであることは間違いないと、私は思っています。
というか私としては、それらが欠けたBIONICLEには、正直、あまり魅力を感じないです。
設定には興味ないしなあ、という皆さんにも、食わず嫌いせずに、ニクルの世界を味わって欲しいものでありますですよ。

…あーぁ、コミックとかノベル、日本でもちゃんと出してくれりゃあなあ、ホント…orz

オマケ。

何だかよく判らないけど、能力開放モード。
カノイセット2のシルバーカノイの詳しい設定がちょっと調べただけではよく判らなかったので、
ここでは、ゴールデンカノイやヌーバ程ではないけど、そこそこ強力な形態、みたいなイメージにしてみました。
スカートアーマーの名残ともいえますねー。

うーん、何だかんだ言って、放射状に広がるデザインって単純にかっこいいよなあ…。

ガーリ自身のエレメンタルパワーと
シルバーカノイのもつプロトデルミスの力が組み合わさって、
強力な何かが出ます。何かが(笑)。

2008/06/13up


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