BS/BN-001a BIO SUIT BN-1
バイオスーツ BN-1





高汎用量産型戦闘用強化外骨格。





この「BS/BN-001a バイオスーツ BN-1」は、
BS-1型及びBS-2型バイオスーツの後継機にあたる。
量産を前提とした戦闘用強化外骨格として、
兵器開発の権威であるフードマン ハンスによって設計された。

第二次戦役で運用されたバイオスーツを祖としているが直系という訳ではなく、
ロボットマンシリーズやロボットマシーンZ、
ミクロボーイなどの中〜大型ロボット兵器からのフィードバックも多い。
また、「BIONICLE」と呼ばれるオーバーテクノロジー由来の技術も
ふんだんに盛り込まれている為、ハイブリッドな機体構造となっている。





頭部アップ。
メインカメラ(光子波ノクトアイ)とその両脇に突出した複合センサー、
そして頭頂部から伸びる超指向性アンテナなど、様々な「眼」の集合体となっている。





コックピットブロック。
パイロット自身の視覚に頼った、有視界戦闘も可能な開放型構造となっている。
高い技術力をもったミクロマンには不釣合いな、いささか原始的で危険な構造に思えるが、
光線兵器などが多用される彼らの戦場においては逆に、
高性能なセンサーが機能しない、という局面が多々あるのである。



脳波リンクなどを併用した操作系統の採用により、
コックピット内部は意外にもシンプルな作りになっている。



従来型のバイオスーツと異なりハイパージャケットの着用なしでも搭乗可能。
簡便な操作系統とあいまって誰にでも操縦できるが、
とはいえやはり、本来の戦闘力を発揮する為には高い練度を必要とされる。




high manuva equipment

高機動兵装仕様。
LEGOシステム(Linkage and Enhanced General Organizer-system)の採用により
優れたメンテナンス性、運搬性、拡張性を備えた本機は、
状況に応じて各種兵装を即座に換装することができる。

中でも、高機動兵装は最もスタンダードな兵装で、
BN-1自体も、この兵装の装備を前提に開発されている。




PBGS-2300/BN-1 plasma blade gun system

右腕部には「プラズマ・ブレード・ガン・システム」と呼称される、
複合兵装ユニットを装備する。
この武装は、かつて地球圏に襲来し、ミクロマンと戦った恐るべき敵
「デスマルク」が用いたプラズマ砲から得た技術と、
謎のオーバーテクノロジー「BIONICLE」から得た技術によって実用化された。
また、砲身は超高振動ブレードとしても機能する。
フレーム状態においても装備されている本機の基本的武装のひとつである。




SSC/AAcr-32r anti acroyear twin cannon

左腕部には「対アクロイヤー 二連装キャノン」を備える。
特筆すべき点のないありふれた武装だが、
どんな局面でも威力を発揮するオールマイティさと、信頼性の高さから採用された。
これもまた本機の基本的武装であり、フレーム状態でも装備されている。




PDWS-Ali-02-R.S.L photon laser launcher

両肩に装備された「フォトン・レーザー・ランチャー」は
この高機動兵装におけるメインウェポンであり、凄まじい威力を誇る。
また、後部に搭載された高効率生体ブースターは爆発的な加速力を叩き出す。




CILS544-R.S.L C.I.L.S phalanx unit system

背部には「C.I.L.S.ファランクス・ユニット・システム」が2基、装備される。
これはいわゆる近接防御火器システムに類する兵器であるが、
防御だけに留まらず、積極的攻撃手段としても用いられる。



生体ブースターを搭載。
フォトンレーザーランチャーの高効率生体ブースター(メインスラスター)に対して、
こちらは姿勢制御などの補助的な用途に使用される。



全てのスラスターを同方向に噴射した場合、
僅か数秒で音速を突破することすら可能である。
しかしこの場合、搭乗者にも相応のダメージがある為、
ハイパージャケットなどを始めとした耐Gスーツの着用が必要となる。





フォトンレーザーランチャー及びC.I.L.S.ファランクスユニットシステムはBN-1本体から離脱し、
遠隔操作、或いは自律的に飛翔する4機の機動兵器(R.S.L/Remote Satellite Launcher)としても運用される。




close conbat equipment

白兵戦兵装仕様。
両肩に追加ユニットを装備し、左腕部武装も専用のものに換装される。
この兵装は主に、アクロイヤー側の中〜大型ロボット兵器との戦闘で発生し得る、
零距離遭遇戦での斬撃攻撃、格闘攻撃、そして防御を主眼として開発されている。




SS-A03 claw arm and shield unit

クローアーム兼シールドユニット。
防御の他、直接 敵を殴打する為にも用いられる。




AABS/A-SRa-101N autonomous active blade system

肩部に装備された巨大なブレードが目を惹く。
正式名称を「オートノマス・アクティブ・ブレード・システム」というが、
その型式番号(AABS/A-SRa-101N)から「アスラ・ユニット」と呼ばれることが多々ある。



アスラ・ユニット展開。
自律的に稼動し、近接間合いにおける攻撃及び防御を行う。



アスラ・ユニットはBN-1本体から分離し、自律誘導ブーメランとしても使用可能である。




anti air fire equipment

対空砲撃戦兵装仕様。
中〜短距離での対空砲撃を想定している。




E-S200D large radome unit
SAC/AAcr-35s anti air/anti acroyear twin cannon

右バックユニットとして「大型レ・ドームユニット」を、
左バックユニットには「対空/対アクロイヤー 二連装キャノン」を装備する。
この2つの兵装は連動しており、正確無比な砲撃を実現している。
対空二連装キャノンは砲身など、一部パーツを対アクロイヤー二連装キャノンから流用しているが、
性質自体はCILSファランクスユニットシステムに近い。





高性能AIを搭載したバイオスーツBN-1無人機仕様。
有人操作の通常仕様と区別する為、BN-1AP(オートパイロット)と呼ばれている。





胸部コックピットにユニットを組み込むことで
無人機仕様へと換装される。



自律型超AIユニット「ミクロムM700+/rev.b」。
本機は設計段階から無人での運用も視野に入れており、
このユニットも、当初からオプションパッケージとして用意されていた。
有人仕様から無人仕様、或いは無人仕様から有人仕様への仕様変更は、
特殊な工具や専用設備に頼ることなく、容易に行うことができる。





無人機仕様に搭載されたAIは高い完成度を誇り、
本機はミクロナイトと同等か、それ以上の自律行動をとることができる。
その為、BN-1APのみで編成された小隊や中隊、大隊までもが戦線に投入された。
これらの機体には、所属を示すシンボルとして頭部にエンブレムを追加した例が多く見られる。

画像は地球本部 第101独立防空戦隊 ファルコン隊所属機である。
遊軍的性質をもつ部隊である為、高機動兵装を採用している。





アクロイヤーに「獅子の牙」と渾名され勇名を馳せる、
地球本部CRIM(クライム。保安機関)陸軍 第2機甲師団 第1機甲連隊
第1強襲戦闘大隊 第3小隊、通称「ライオンハート小隊」の所属機。





地球本部CRIM陸軍 第3機甲師団直轄 重砲大隊 ブルードラゴン中隊所属機。
対空砲撃戦仕様の無人機と、有人の隊長機とで構成された中隊で、
地球本部の防空の任に就いている。






BS/BN-001a BIO SUIT BN-1
バイオスーツ BN-1

この「BS/BN-001a バイオスーツ BN-1」は、
「ニューミクロマン」と呼ばれるミクロ戦士たちが開発した
BS-1型及びBS-2型バイオスーツの後継機である。
対アクロイヤー第二次戦役などにおいて運用された
従来型のバイオスーツと区別する為、
「バイオスーツBN-1」或いは単に「BN-1」と呼称されることが多い。

本機のプロトタイプは、兵器開発の権威として知られるフードマン ハンスと
そのワークスチームによって作り上げられた。
試作機をブラッシュアップ(ある時はデチューン)し調整、
完成度を高め量産されたのが本機である。
バイオスーツの名を冠してはいるが、
様々な中〜大型ロボット兵器からのフィードバックも多く、
結果的に、名称とコンセプト以外は全くの別物となっている。

本機の大きな特徴として、
「BIONICLE」と呼ばれるオーバーテクノロジーの採用が挙げられる。
とある遺跡から発掘された、機械生命体と思しき残骸…
それらから得られた一連の超技術は「OTB(Over Technology of BIONICLE)」と呼称され、
ミクロマン陣営の兵器開発に役立てられている。
未解析の部分が多く、多分にブラックボックス的要素を含む技術ではあるが、
高い互換性を備えたパーツ群とそれらによって形作られる超兵器の性能は想像を絶する。
無論、量産機である本機の建造に用いられているパーツは
オリジナルBIONICLEから複製されたレプリカであるが、
オーバーテクノロジー由来の力を秘めていることに変わりはない。

OTBの導入と並んで、「LEGOシステム」の採用も特筆すべき点であろう。
LEGOシステム…「Linkage and Enhanced General Organizer-system」とは、
規格化され、様々な機能が内蔵されたブロック状パーツ群を
組み合わせることによって構造物を作り上げる、システマチックな規格の総称である。
LEGOシステムには、パーツ交換などのメンテナンスが容易、
細かく分解できるので輸送性が高いなどの利点がある。
また、高い拡張性をもつ為、イマジネーション次第で多用な構造物を生み出すことができる。
これはつまり、LEGOシステムの採用イコール、兵器運用上での限界を突破し得る…
ひとつのブレイクスルーとなり得る可能性をもつ、ということを意味する。

LEGOシステムの採用により高い拡張性を獲得した本機は、
戦況に応じて、各種兵装を即座に換装することが可能となっている。
現在までに数種類の純正オプションが開発されているが、
現場レベルでの改修仕様やエースパイロット用の特別改造機なども
続々と生み出されており、そのバリエーションは数え切れない。

OTBとLEGOシステム。
これらには思想的に似通った部分が多く、実際、親和性も非常に高い。
GLFT(グルフト。ミクロマンの研究機関である)の調査によると、
どうやら彼ら…BIONICLEとは互換性に富んだボディを駆使して戦う種族だったらしく、
LEGOシステムとは基本的概念などに共通する部分があったようだ。
(と、いうより この両技術は、共通の祖から分化したものだとする説すらある)
その為、本機へのOTBとLEGOシステム、2つの先進技術の採用は、滞りなく実現された。
とはいえやはり、それらが破綻なく、高いレベルで融合しているのは、
ハンスの天才的才能に拠るところが大きいだろう。

自律型超AIユニット「ミクロムM700+/rev.b」を搭載した無人機タイプ、
通称BN-1APも地球を始めとした、激戦区を中心に配備されている。
BN-1APの実用化にはロボットマンやミクロナイトなど、
自律型ロボット兵器の開発から得られたノウハウが応用されており、
並みの有人仕様機を上回る活躍を見せることも、ままある。

BN-1APは高度な自律性を備えるが、自我や感情といったものは通常オミットされている。
ただ、隊長機やいわゆる「エース級」のBN-1APには
ある程度の人格が付与されている場合もあり、
「彼ら」には自らの武装やボディの強化改造、
パーソナルカラーへの再塗装などが認められていた。

ミクロマン地球方面軍遊撃部隊ジャンヌダルクにも、
実戦データ収集を兼ねて1機が配備されている。
ジャンヌダルクにおいてはアルフォンスによって運用されることが多く、
実質的に、彼専用機となっているようだ。




言い訳。

バイオニクルとミクロマンのハイブリッドなネタでございます。
まあいわゆる、Shi-Shiお得意の「奇策」ってヤツなんですが(笑)、
ミクロマン愛好家を始め、「玩具でバリバリ遊び倒すよ派(←何それ)」の間では、
他の玩具とコラボレートしたり、流用したりってのはワリとポピュラーなアプローチでして。
中でも「レゴと絡ませる」っていうのは、かなりメジャーな遊び方だったりするんですよね。
判り易く、そして語弊を恐れずに言うと「子供の発想」って感じでしょーか(笑)。

そんな訳で、レゴビルドをメインに活動しておられる方々からすると
かなり邪道なモノのように思われるかもしれないなあ…。
なので、「ミクロマンがいなくてもBIONICLEとして成立する」ように、
無人機仕様なるものもでっち上げてみました。ビビリです(笑)。
これで一応、レゴBIONICLEとしての体裁も保てるし、
ミクロマンのロボットとして考えた場合も、
結果的には設定の充実に繋がってて一石二鳥?みたいな?みたいな?

でー、今回のBN-1。
1981〜1984年にかけて展開された「ニューミクロマン」登場する、
「バイオスーツ」リスペクトな感じでビルドしてます。
リスペクトしてはいますが、結局、自分の好みを最大限に投入してしまったので、
実際には似ても似付かないロボットになってしまいました(笑)。

「ニクルでミクロマンのパワードスーツを作る」というネタは以前から考えていたんですが、
正直な話、「バイオニクルで作ったからバイオスーツDAYONE!」っていう
くだらないオチが言いたかっただけ…っていう部分があります^^;

製作動機は不純過ぎますけども、ビルド自体は特に力まず、奔放にやっちゃったので、楽しかったです。
悩んだ部分もあまりないので、2〜3日間くらいで完成しました。
(私的なイメージですが)ミクロマンは自由度が高いのでそこらへん気楽でしたねー。

デラセルナと同じく、俺ルール(できるだけシステム由来のパーツは使わない)の制約もなかったので、
普段とは違ったパーツを使ってみたりできて、新鮮でした。
いやー、お城シリーズの盾を取り付けるのがやたら楽しくて(笑)。

画像では我が家のアルフォンス君(平成ミクロのレッドパワーズボディ)が乗っていますが、
一応、昭和ミクロも200X系ミクロも乗れるように作ってあります(例外もありますが)。
ただ、後から思い付きで取りつけたクリアイエローのチューブに脚が干渉してしまって、
かっこよく搭乗できないので写真は省いちゃいました(笑)。
…しかしコレも古いパーツだなあ。実は受けが割れかけてて、接続が緩いです^^;

あと今回、悪癖が炸裂して、設定の分量が大変なことになってますが、
引かないでください、お願いします〜(笑)。



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